「システム監査技術者を受験したいけど、どうやって勉強すれば良いかわからない!」、「誰かの合格体験談を参考にしたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか。
システム監査技術者は、合格者数が少なく、情報があまり多くないのが現状です。
難関と言われる試験のため、やり方を間違えると合格はできません!
この記事では、システム監査未経験の僕が、システム監査技術者試験に一発合格した方法を紹介します。
読み終えていただければ、システム監査技術者試験の勉強方法がわかり、合格までの道筋をイメージすることができます。
- 金融機関の社内SEとして勤務
- システム監査業務未経験
- 高度情報処理技術者試験を初受験(基本情報技術者のみ保有)
システム監査技術者の勉強時間
まず、実際に勉強した時間から紹介していきます。
僕は、2022年10月に受験をしました。2022年4月から勉強を開始して、6ヶ月間で約250時間ほどの勉強時間でした。
勉強の流れとしては、「午前1」「午前2」「午後1」「午後2」の順番で進めていきました。しかし、これは完全に間違いでした。
圧倒的に「午後2試験」に勉強時間を割くべきです。その他の試験区分は、勉強すればできるようになりますが、「午後2試験」は違います。
「どれだけ、論文の準備をできたか?」が合格を決めると言っても過言ではありません!
午後2試験の論文準備に、多くの時間を費やすようにしましょう!
午前1試験と午前2試験の勉強方法
システム監査技術者試験は、ITと監査の専門知識が求められる難関試験として知られています。特に、午前1試験と午前2試験はその初めのステップとして、合格を目指す受験者にとっては欠かせない部分です。
次から、それぞれの試験について、学習した方法を紹介します。
午前1試験
システム監査技術者試験の午前1と午前2試験の勉強は、過去問演習を中心に行いました。
午前1試験は、応用情報技術者試験からの抜粋が出題されるため、応用情報技術者試験の過去問サイトと過去問問題集をやり続けました。
午前2試験
午前2試験については、過去問の問題集をメインに行いました。
午前1,午前2は、過去問を中心に勉強した。
午後1試験の勉強方法
午後1・午後2試験の難易度の高さは特に印象的でした。これらの試験区分では、実務の深い部分や専門的な知識が要求されます。
そこで、実際に私が行った勉強方法をご紹介します。
深い専門知識を要求される
午後1試験からは、システム監査の専門的な側面を深く問うセクションです。
データベースの監査、セキュリティ管理、リスク管理など、監査の現場で直面する課題を中心に出題されます。
私は、監査業務が全くの未経験だったため、とても難しく感じました。特に、未経験者は「システム監査とは何か?」と言った部分から勉強する必要があります。
「システム監査とは何か?」を勉強するために、以下の「よくわかるシステム監査の実務解説(第4版)」本が非常に役に立ちました。システム監査未経験の方は、まずはこの本で学習することをおすすめします。
出題形式に慣れる
午後1試験では、数ページにもおよぶ問題文を読み解き、設問に回答しています。
初めて、この問題を初めて解いてみると、何を言っているか全く理解できませんでした。
しかし、問題を解く量をこなしていくと、少しずつ分かるようになっていきました。
問題演習は、過去問12年分が掲載されている「情報処理教科書 システム監査技術者」を使用して勉強しました。
Webアプリで確認できるため、重いテキストを持ち歩かなくても良いところがおすすめです。
午後2試験の勉強方法
午後2試験は、実際の監査業務に関連する深い内容が出題されるエリアです。実試験の内容は、監査の実際の現場に即しており、その深い内容は受験者を苦しめるポイントの一つとなっています。
様々なテーマに関する問題が出題され、約3000文字程度の論文を作成する形式となります。
この午後2試験が、システム監査技術者試験一番の難所となります。私が経験した中で感じた、難しいと感じたポイントは以下のとおりです。
- 明確な「正解」が存在しないこと
- 論文の「書き方」がわからないこと
- 論文テーマの「範囲」が膨大であること
論文試験対策
午後2試験でも、やはり問題に慣れることが一番重要だと感じました。特に初めて論文試験にチャレンジする方は、何から初めて良いかもわからない状態だと思います。
実際に私も、知識ゼロの状態から何をすればよいか悩んでいました。そのせいで、午後2試験の学習を後回しにしてしまったので、失敗だと考えています。
まず、私が午後2試験で勉強したのは、以下の「システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集 」を読んで「論文の書き方」、「他の人が書いた論文の事例」を学びました。
「システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集」で勉強してみて、午後2試験で書く論文には「書き方や雛形」というものが存在することを知りました。また、他の人が書いた論文を見ることで「このくらい書けば合格出るんだ!」といった基準も学ぶことができます。
まとめ
以上、システム監査未経験の私が一発合格した「システム監査技術者試験合格体験談」について、紹介しました。
システム監査技術者試験を受験して思ったことは「習うより、慣れろ!」ということです。
試験勉強に掛ける時間が多ければ多いほど、合格に近づくことができるでしょう。
次に挑戦した「システムアーキテクト」の合格体験記です。参考にご覧ください。