「社内SEって、どんな働き方をしているか知りたい!」、「社内SEの業務内容や必要スキルって何だろう?」と思っていませんか。
就職活動や転職活動で社内SEに興味がある人も多いと思います。
この記事では、社内SEとして10年以上の経験を積み重ね、数々のプロジェクトや課題に取り組んできた僕が「社内SEとは?」について、仕事内容と働き方を紹介します。
読み終えてもらえたら、社内SEに興味を持つ方やキャリアを築きたい方は、社内SEの仕事内容や必要なスキルを知ることができるでしょう。
あなたのキャリア形成の手助けになれば嬉しいです!
社内SEとは
社内SEについて
システムの設計や開発を行うSE(システムエンジニア)の中でも、自分が所属している会社のシステムを担当する仕事が社内SEです。
また、情報システム部門(情シス)とも呼ばれています。
企業活動をシステムを通じてサポートする、縁の下の力持ち的な存在です。
社内SEの役割
社内SEは、社内業務で使用するシステムの開発・運用・管理を担当することが主な業務です。
また、他部署と連携しながらIT戦略立案、資産管理や業務効率化の企画なども行います。
企業の中核を支え、スムーズな情報システムの運用を担う社内SEの役割は、多岐に渡ります。
その役割を果たすため、技術的なスキルだけでなく、業務内容の理解やコミュニケーション能力など総合的なビジネススキルが求められるのです。
社内SEの仕事内容
システムの企画や導入
社内SEは、システムの企画段階から運用保守まで、全ての開発フェーズに携わることができます。自社の課題や目標に対して、システムでどのように解決していくか検討し、企画・導入を推進していきます。
システム開発における他部署やベンダーとの調整
社内SEでは、システム開発を「自社開発する」ケースと「外注する」ケースがあります。
自社開発する
「自社開発する」場合、システム開発を依頼している部署から話を聞いて「要件定義」や「設計」を行い、開発作業を進めていきます。
外注する
「外注する」場合、外注先のベンダー選定からスケジュールやコスト調整、発注後の進捗管理まで担当していきます。
また、他部署からベンダーへ発注する際は、他部署とベンダーの間に入って双方の「通訳」的な仕事をすることも多くあります。
システム運用保守や障害対応
導入や開発したシステムの運用保守・障害対応も社内SEの重要な仕事です。
システムで何か問題が発生していないか24時間監視し、問題が発生した場合は、状況を見極めて迅速な対応を行います。
また、問題が発生しないよう事前にメンテナンス作業を行う等、トラブルを未然に防止するための対策を講じることが重要です。
問合せ対応
社内SEは「システムのなんでも屋さん」と認識されているため、社内から多くの問合せに対応します。
様々なシステムを取り扱っているため、問合せ内容も多種多様です。
従業員にどの程度ITリテラシーがあるか判断して、相手に理解できるよう伝えるスキルが重要になります。
また、社員のITリテラシー向上研修やシステムの操作方法等の社員向け教育を担当することもあります。
社内SEの面白さ
問題解決の喜び
自社の様々な課題に直面し、それらを解決するプロセスがやりがいを生み出します。
また、自社のために仕事をしているため、自分の行った仕事の効果が目に見えやすく、成果が分かりやすいのが社内SEの楽しさの一つです。
組織全体の発展に貢献できる
新しい技術の導入や改善案の提案により、組織全体の発展に貢献できることが面白さでもあります。
その役割は単なるシステムの専門家にとどまらず、経営戦略の一翼を担い、組織をリードしていく存在と言えます。
多岐に渡るスキルの取得
社内SEでは、様々なシステムの導入から運用保守までを担当します。
そのため、システム開発に必要なスキルの他に、それぞれのシステム特有のスキルまで幅広く取得することができます。
外注ベンダーや他部署と連携することで、コミュニケーションスキルやプロジェクトマネジメントスキルの取得が可能です。
また、データ保護や脆弱性の対策必要なため、セキュリティの専門知識を深める必要があります。
【社内SEとは?】まとめ
以上、「社内SEとは?」を僕の経験を元に解説しました。
社内SEの仕事は技術的なスキルだけでなく、ビジネス理解やコミュニケーション力も求められる総合的なポジションです。
多岐にわたるスキルが求められるため、幅広い視野でキャリアを築くことが重要です。
自己成長への意欲と好奇心を大切にし、常に新しいチャレンジに向かって進んでいくことが、社内SEとしての成功への一歩となります。